男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈京都編〉 (ページ33)

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目線：NO

ゆら「………」

ゆら「こんな…こんな…」

ゆらは目の前で起こっている惨状に言葉を失った

秀元『竜二、作戦変更や。袮々切丸を回収する』

ゆら「なッ…！！？」

竜二「………」

ゆら「な…何言うとんねん！！？」

秀元『最悪な状況は避ける』

秀元『竜二、頼むで。ゆらは逃げろ』

ゆら「でも…ｯ！！でもっ！！！」

ゆらは秀元の言葉に返そうとするが上手く言葉が出ない

土蜘蛛「次はオメーだ。女」

ゆら「………(及川…さん…？)」

氷麗((ｷｯ「………」

氷麗「リクオ様の仇…ｯ！！！」

【風声鶴麗】

氷麗は風声鶴麗を放つが土蜘蛛には通用せず、土蜘蛛の拳があたり、その衝撃で吹き飛ばされてしまう＿＿

竜二は倒れているリクオから祢々切丸を回収しようとリクオがいる場所へ訪れてたのだが＿＿

竜二「！！」

竜二「な…何…？」

其処にはリクオはおらず、畏の羽織だけが残されていた＿＿

『ドッ』

氷麗「あ…」

氷麗「リクオ様だぁ…。良かったぁ…生きてらっしゃったのですね……」

吹き飛ばされた氷麗は誰かとぶつかり、振り返ると其処にはリクオが立っていた

氷麗「良かった…。本当に…」

氷麗「コレで…また守れ…ます…」

リクオが生きていたことに安堵した氷麗は雪崩れるように倒れてしまう

土蜘蛛「テメェは…。んだ、まだ生きてやがったのかあ！！？」

夜リクオ？「ゴフッ！！」

リクオは吐血して口元を拭い、土蜘蛛に対して睨みつける

夜リクオ？「……テメーが殺し損ねたんだろ」

土蜘蛛「………」

夜リクオ？「コイツらは…オレの部下だ…。オレの畏について来た奴らなんだ…」

夜リクオ？「「ボク」が生きてるうちは…コイツらに手ェ出すんじゃねぇよ…」

リクオは倒れた氷麗を抱きかかえて、手を掴む

イタク/淡島「「………………」」

先程施した封印で伏目稲荷神社に漂っていた妖気が晴れたことにより、イタクと淡島はそれぞれ姿が変わっていた＿＿

リクオ「百鬼夜行壊すってんならオレを殺してからにしろ！！！くそったれ＿＿ｯ！！！！！」

リクオも妖怪から人間に変わっており、土蜘蛛に対して悲痛な号哭をあげた＿＿