男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈京都編〉 (ページ31)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:3,379 hit

… ページ31

目線：NO

土蜘蛛「小賢しいわっ！！！」

土蜘蛛はリクオが消えて出来た煙に手を突っ込み、無理やりこじ開ける

「「「な……っ！！？」」」

リクオの畏が破れたことによって、困惑の声が上がる

土蜘蛛「まずはテメーだ」((ﾆﾔｧｧ

土蜘蛛は強い勢いでリクオを蹴り上げる

夜リクオ「ガッ…！！！」((ｽﾞﾙ…

土蜘蛛の足の表からリクオはずり落ちかける

イタク「………！！？(リクオの畏が通用しねぇ！？)」

リクオの畏が通用しないことに焦ったイタクと淡島は土蜘蛛を止めるべく武器を構え直す

イタク「マズい…ｯ！！」((ｻﾞｯ

淡島「嗚呼、アイツ止めんぞ！！」((ｻﾞｯ

イタク「リクオッ！テメーは下がってろ！！」

イタク「オレたちがやるっ！！」

イタクはリクオに下がるように指示し、遠野勢は土蜘蛛に突っ込むが＿＿

身体を動かす隙もなく、リクオは土蜘蛛の攻撃をモロに食らってしまう

夜リクオ「ガッ…！！？」

イタク「な…！！？」

土蜘蛛は黙々とリクオを殴り甚振り続けていた

淡島「て…てめぇ！！待てって言ってんだろ！！！」

土蜘蛛「邪魔だ。退け」

土蜘蛛は使っていない腕で遠野勢を振り払いながらもリクオを地面に叩きつけて、攻撃し続ける

首無「リ…リクオ様！！！」

リクオの危機に奴良組の妖怪たちは駆け寄るが土蜘蛛は一切、止まる気配がない＿＿

ゆら「ああ…あ…！！ぬ…奴良くん…ｯ！！！」

ゆら「おお…！！おおおっ！！！」

リクオがやられているところを見て、ゆらも土蜘蛛に攻撃しようと前に出ようとすると秀元が前に立ち、ゆらを止める

秀元『やめぇ！ゆら！！！土蜘蛛やで！！！』

ゆら「！！？」

ゆら「なんで止めんねん！！アンタが一度倒した奴なんやろ！！？」

秀元『倒したんやない…「封じた」んや』

ゆらは秀元から土蜘蛛について聞かされた＿＋

秀元『神も仏も妖も…全部喰われる』

ゆら「………」

ゆらは秀元の言葉と態度に固まってしまった

秀元『奇跡は二度起こらん』

秀元((……ぬかった))

秀元((まさか、いきなり孫が狙われるとは＿＿))