男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈京都編〉 (ページ20)

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目線：NO

白蔵主の話を聞いて、改めて京都の街見回し、小妖怪たちが弱音を吐いていた＿＿

妖怪4「なぁ…。ちょっちょっと休んでかね？」

小鬼「そ、そーだぜ。ちょっと此処で腰を据えてだな…」

納豆小僧「そーだよ。宝船なら休めば回復するし…」

小鬼「えっ？！！コイツ、自然治癒しちゃうの！！？」

『チャプ…』

話していた納豆小僧たちの近くに怪しい影が近づいていた＿＿

納豆小僧「まだ船内には食料あるしさぁ…！！」

『ぬばあああ＿＿っ！！！』

納豆小僧「ん？」

納豆小僧の後ろから複数の京妖怪が現れて、襲い掛かろうとしていた＿＿

納豆小僧「ひぇ…ｯ！？ええ〜〜〜！！？」

納豆小僧「待ってー！！？此処もう京都の中なの〜！！？」

『ズバアアアンッ！！』

小妖怪たちは腰を抜かして動けずにいるところをリクオが京妖怪たちを刀で斬り伏せた

納豆小僧「ひ…ｯ！？わ、若…！！！」

腰を抜かしている小妖怪たちにリクオは口を開いた

夜リクオ「臆するな！！ソレこそ敵の思うツボだ」

夜リクオ「まずは氷麗たちと合流する！！」

納豆小僧「へ、へいっ…！！」

夜リクオ「久し振りの上洛だろ！？および腰じゃあ格好つかねぇぜ！！」

…

【京都＿＿伏目稲荷神社周辺】

「「ハァ…ハァハァ…」」

観光に来ていた二人の男女が京妖怪に襲われて息を切らせながら追いつかれないように逃げていていた

男「なんだよ…ｯ！？どーなってんだよぉおおーっ！！！」

女「なにこの街……ｯ！！？」

地面から突如として手が現れて女の足の表を掴み、転ばせる

女「ひぇ！！？」

転んでしまった女を心配して男が駆け寄るが女は体力は既に限界で立ち上がることが出来ない

京妖怪1「生き肝…生き肝…」

京妖怪2「クワセロ〜クワセロ〜」

「「ひい＿＿＿＿＿ｯ！！？」」

京妖怪たちに男女は悲鳴をあげることしか出来ず、諦めてかけていたその時＿＿

『ゾンッ！！ゾンッ！！』

襲ってきた京妖怪はリクオの刀によって斬り裂かれた

夜リクオ「行くぞ。テメーら」

夜リクオ「狐の因縁を…断ちに＿＿」

夜リクオ「四百年振りの…百鬼夜行だ…ｯ！！！」

『ザッ』

リクオは奴良組の妖怪たちや遠野勢を引き連れて、伏目稲荷神社に向かった＿＿