男装系頭領は義兄弟の力になりたい！〈京都編〉 (ページ19)

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第拾捌章：『宿願』ページ19

目線：NO

納豆小僧「………」((ｺﾞｸｯ

雨造「うわ〜…。イ、イメージと違うなぁ、京都」

京都に着いた奴良組の妖怪たちは京都の現状に各々口を開いた

鴆「雪女や青田坊はもうこん中にいるんだよな？」

妖怪1「アイツらなんで先に入ったんだっけ？」

妖怪2「リクオ様のご学友がこの京都に入るから護衛に行ったんだよ」

妖怪3「お…陰陽師の子は？どーなっちまったんかな？」

妖怪4「ﾀﾋんだか！？」

夜リクオ「………」

首無「リクオ様。この状況は想定外…今一度、作戦を＿＿」

首無「リクオ様！？」

リクオは宝船から飛び降り、京都の地に足を踏み入れたことに驚きつつも首無もリクオの後に続く

白蔵主「待て！！ぬらりひょんの孫！！！」

毛倡妓「は、白蔵主…？」

リクオが歩みを進めようとすると白蔵主がリクオに声を掛けて止める

白蔵主「私は羽衣狐様に拾われた者だ。お主らの味方になる訳にイカン！！！」

白蔵主「だが、一つだけ教えてやる…。まずは伏目稲荷に向かえ」

白蔵主「螺旋の封印の一番目の場所だ…！！！」

夜リクオ(螺旋の封印？)

納豆小僧「ん？聞いたことあるな」

白蔵主の「螺旋の封印」の言葉に引っ掛かっていた

白蔵主「さようならば失礼！！お主たちでは敵わんよ！！！」

白蔵主はリクオに言うだけ言って、宝船の甲板を強く蹴り空高く飛び去った

妖怪5「えっ！！？」

妖怪1「と…飛んだ！！？」

妖怪2「仲間になんねーのかよ！！？」

「「「………………」」」

妖怪3「なんだったんだ？一体…」

奴良組の妖怪たちは白蔵主に呆気を取られていたが、沈黙の空気から黒田坊が口を開いた

黒田坊「＿＿しかし、この街を見るに…」

黒田坊「いや…アイツの言う通りかもな…」

納豆小僧「………」((ｺﾞｸﾘｯ