SMEX＊ybin ページ22
＊札幌で行われた某フェスネタ
＊2人の関係はメンバーにまだ内緒？なやぶいの
side*yb
「伊野尾、大丈夫か？」
「…なにが？」
公演終了直後から感じていた僅かな違和感は、夕食の時に確信へと変わった。
ケータリングを選んでいた伊野尾の横に並び声をかけてみたけど、…まぁお前のことだから、そう簡単には甘えてくれねぇよな。
昔から、体調が悪かったり気分が落ち込んだりしていても、周りのみんなにはそれを隠し通そうとして。
ヘラヘラしていてなんにも考えてなさそうと誤解されがちだけど、実は心は繊細で、誰よりも周りをよく見ていて気を配れる奴で。
グループの中では俺と同じく歴が1番上で、そのうえ長男として育ったこともあってか、誰かに甘えることが苦手で。
なぁ伊野尾。
そんなお前が、唯一思いっきり甘えられる存在でいること、何があってもお前だけは守ると決めたあの頃から俺は、なんにも変わってねぇから。
…あんまり一人で抱え込むなよ。
＋＋
夕食後、ホテルに到着した車から降りてエントランスに向かう途中、
「あ、部屋割りどーするー？」
って、先頭を歩いていた大ちゃんがくるりと後ろを振り返り声をかけてきた。
隣を歩く伊野尾の様子をこっそり伺うと、何か言いたそうにはしているけど悩んでいるような様子で目を少し泳がせていた。
…ほんとは一緒の部屋がいい、って伊野尾の口から聞きたいところだけど…ここは助け舟を出しますか。
「さっき鍵まとめて預かってきたけど、みんな同じフロアみたいだし、もうエレベーター降りた順とかでいいか」
「…ぁ、あの、「あー、ごめん。今日俺ちょっと伊野尾と話したいことがあるから同室で。
伊野尾もそれでいいよな？」
「！っうん、」
「おっけー。んじゃいのちゃんと薮ちゃんは同室ね！あとは適当に…」
＋＋
「っやぶ…あのっ！ん、んぅ」
部屋のドアが閉まる瞬間、水分たっぷりな目で見上げられたら我慢できなくて。
なにか言いかけていた伊野尾の唇を塞いだ。
「！ばか、」
「あー？馬鹿はどっちだ。疲れてるくせに無理しやがって」
「む…、別に無理なんか、」
「今は俺しかいないんだから、もう無理することなんてねぇよ」
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りぃ(プロフ) - 胡桃さん» ありがとうございます！待ってます！ (4月2日 9時) (
レス) id: d8c98961ab (このIDを非表示/違反報告)
胡桃(プロフ) - りぃさん» コメント&リクエストありがとうございます！続編は考えていなかったのですが、せっかくリクエスト頂いたので検討してみます！気長にお待ち頂けますと幸いです>< (4月2日 8時) (レス) id: 5eba20b89f (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - こんばんは！友達の××に一目惚れした話。読ませていただきました！面白かったので続編を書いて頂けないでしょうか？ (4月2日 0時) (レス) id: d8c98961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡桃 | 作成日時：2019年12月16日 8時
