雑愛生は特待生。【ツイステ】 (ページ2)

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Episode 1 ページ2

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＿＿＿ガチャリ。

ドアノブから音がして、その方向を向く。

『…ユウくん。』

私は監督生であるユウくんに『おはよう』と挨拶をした。

ユウ｢んー…おはよぉ、｣

まだ寝惚けているのかウトウトしている。…可愛いな。

グリム｢んが～～……ゔっ｣

ユウ｢グリム起きて。Aちゃん準備終わってる。｣

『良いよ良いよ。まだ少し時間あるし、ね？』

ユウくんがグリムくんを揺すって起こそうとするから、私は止めた。

登校時間まで後50分程。大丈夫かな。

ユウ｢…じゃあ、着替えと朝ご飯は食べるね。｣

『余裕を持ちたいなら歯とか磨く？』

ユウ｢……Aちゃんがそう言うなら。｣

何だそれ、可愛すぎか。推すね！ありがとう！！

ユウくんはグリムくんの体を持ち上げて洗面所へ向かった。

『…さ、私は……何しようかな。』

一人でクイズをするっていうのも悲しいから。

本は図書館に行かないと借りられないし、スマホは朝は普段使わないし。

ちょっとだけ、スマホいじろうか。

鞄からスマホを取り出して写真アプリを開く。

そこには友達との写真や、景色の写真等が入っている。え、自撮り？無いよ。

『…あ、朝ご飯作らないと！』

その事を思い出して急いでスマホを鞄にしまう。

ゴーストが通る廊下を通り抜け、キッチンへ向かった。

卵と砂糖を混ぜ合わせ、牛乳を入れて混ぜていく。

食パンを半分に切ってその混ぜた入れ物に浸す。

チチチッ、とガスを出す音。フライパンにバターを入れる。

その浸した食パンをフライパンで焼いて、お皿に移す。

そして軽く砂糖を加えたら完成。やったね。

『フレンチトーストの出来上がり…！』

ユウ｢……あ、グリム！いい匂いがするよ！｣

グリム｢本当だゾ！A、何作ったんだ？｣

『おかえり。フレンチトーストを作ったんだよ。』

皆の分もあるから食べて、とテーブルにフレンチトーストを置いた。

ユウ｢頂きますっ！｣

グリム｢……美味そうだゾ！！｣

『ふふ、どうも。頂きます。』

手を合わせて一言添えてから食べるフレンチトーストは絶品。

自分で言うのもアレだけど、結構上出来だと思う。

そのままパクパクと食べ続け、5分後。

『ご馳走様でした。』

ユウ｢ご馳走様でした！｣

グリム｢ご馳走様！美味かったんだゾ！｣

……それはそれは。ありがとうグリムくん。