俺の嫁とかどうすか。

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Aside

｢A、今からコンビニ行くけど
一緒に行く？｣

｢外寒いじゃん！｣

｢いや、上着着ろよw｣

｢確かに｣

暖房のきいたリビングからのそのそと出て
くっそ寒い自室に上着を取りに行く。

クリスマスを終えた次の日の夜。
自分の左手を見ておもわずニヤける。

｢あー、さっむいなぁ

全く、一緒に行きたいなら言えばいいのに...｣

｢Aー、まだー？｣

玄関の方から声が聞こえてきた。
少しくらい待ってくれよ。

そう思いながら急いで支度した。

コンビニに着くと、でかでかと｢おせちご予約承り中｣という紙が貼ってあった。

クリスマスシーズンが終われば、すぐにお正月モード。
この慌ただしさは嫌いじゃない。

｢キヨ、綾鷹は家にあるから
買わなくていいの！｣

｢えー！いくつあっても困んないじゃん｣

渋々と綾鷹を戻していた。

私はお菓子を買った。
対するキヨは納豆巻きやカラム〇ーチョなどをいくつか買っていた。

｢キヨがマスクするのって新鮮だね｣

｢俺の動画、最初の方マスクしてたよ｣

｢へー、そうなんだw｣

キヨは外出する時、いつもマスクを付けている。一緒にスーパーに行った時もそうだ。

ただ、高身長のイケメンだから、結構女の子から注目を浴びることになる。

腹立つわぁ〜。

それから無事帰宅。

キヨは明日朝から打ち合わせがあるとかで、そうそうに部屋に戻っていってしまった。

私は特にやることも無く、テレビを見ていた。今度はお正月のCMが目に付く。

｢幸せだよな〜日本人｣

どうでもいいことを呟いて、スマホに目を落とす。なんだ通知来てた。

するとそこには見知らぬ名前
この名前、どこかで....。

ゲッ！新人じゃん！
LINEの連絡先教えてないのに！！

誰かがおしえたのだろう。
こんなことしていたら、彼の取り巻きの女社員が黙ってない。

とりあえず未読のまま放置した。
何も考えたくない。

キヨが持っていた映画のDVDを拝借して、
1人映画鑑賞会を執り行った。

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