俺の嫁とかどうすか。

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Aside

「...キヨ」

時刻は夜中の1時。
トラウマ級に怖い夢を見てしまったため、
キヨの部屋を訪ねてきたところだ。

｢どうした？｣

キヨは眼鏡をかけてパソコンを触っていた。
恐らく、ゲームの編集だろう。

｢ごめん、いきなり来て｣

｢撮影してないから、別にいいよ｣

人がいる安心感っていいなぁ。

何も言わずにキヨのベッドに転がる。
キヨの匂いがする。

そうそう、この匂い！
｢いいねぇ〜...｣

落ち着く。

｢なにやってんのw｣

｢今日ここで寝る｣

キヨは少しだけ笑った。

｢いいけど、今日は編集優先しなきゃいけないから、俺寝れないかもよ｣

｢うん｣

一緒に寝なくても近くにいれば大丈夫だよ。
睡魔に誘われるまま、目を閉じた。


キヨside＿＿＿＿

Aが寝れずに俺の部屋に来た。
怖い夢でも見たんだろう。

でも今日は終わらせなきゃいけない動画があるから、寝れるかわからない。

つーことでAには、一人で寝てもらうしかない。ゴメンなA。

Aの寝顔を見ると微笑ましい気持ちになる。

｢はぁ、やるか｣

2本目の綾鷹を飲み干し、パソコンに集中した。

Aside＿＿＿＿

また目が覚めた。

3時か。まだ寝れるな。
キヨほんとに寝てないんだ。

パソコンの方を見ると寝息が聞こえた。
力尽きたか...。

キヨに比較的薄い毛布をかける。

｢こんなとこで寝ると体壊すよ｣

返事が返ってくるわけもなく、
私はまたベッドに戻った。

＿＿＿＿

｢A、おきろー｣

｢...............はよ｣

｢毛布ありがとな｣

｢..ん...｣

寝起きは本当に声が出ない。
よたよたと支度をする。

｢朝ごはん作っといたから、
ちゃんと食べていきなさい｣

｢ありがとお母さん｣

リビングから、お母さん！？という声が聞こえた。
頭が回ってないのだ。気にしないでくれ。

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