Episode.91 ページ4
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「絵心さぁん」
「何?その猫撫で声気持ち悪いから辞めた方が良いよ」
「相変わらず辛辣」
取り敢えずお世話になった伍号棟のチームVにお礼を伝えて部屋を出てきた。後から気付いたけどまたぶりっ子忘れてたよね。私ほんと何人にバレるんだろう。チームVの人たち忘れてくれないかな、切実に。御影さんは目敏いから忘れてはくれないだろうけど
という事で現在絵心さんの居る部屋にお邪魔しています。そしたら丁度アンリさんも居ました。相変わらず可愛いですけど手に持ってる大量のカップ麺は……あ、絵心さんのですか、お疲れ様です
「明日の朝……えっと9時半あたりに外出する許可を貰いたいんですけど…」
「なんで?」
「……えっと、お皿、割っちゃって」
そういえば「あーなるほど。いーよ」と案外簡単に許可が降りた。現在使っているお皿の発注元を聞けば別に特別な所に売ってる訳じゃないし、なんなら連合本部の近くの店で仕入れたそうでそこへ行けば必ず買えるのだとか
バスで行けばすぐ着けるか。……遅くて12時あたりに帰って来れるはず。そこからノルマの仕事を………うん、死ぬ気でやるしかない。想像しちゃいけない、ノリでやる。乗り切る
「あー、えっと午前のマネジメントの仕事を愛川さんに任せたくて、伝えてくれませんか?午後はちゃんとやるので、」
「分かった。伝えとく」
「お願いします!!」
アンリさんに「おやすみなさい!」と挨拶をして絵心さんの部屋を後にする。明日帰ってきて午後のドリンクをすぐ作るってなると大変だよな……、作っておくか?
いやでも作りたてじゃないと味が落ちるか……。こういう時こそのスマホだよね。えっと、スポーツドリンク……保存方法っと。……冷蔵庫か。あの部屋の備え付けだと流石に入らないから食堂近くのデカいやつ借りるか。後でマイタブレットで絵心さんに許可取らないと……
いろいろ考えながらスマホの画面にうつる時間を見て私は急いで弐号棟にある自室へ向かう。理由は……
「部屋開けてあるんでぇ、今度からはぁお好きに入って良いですからねぇ?」
「おー……」
「聞いてますぅ???」
彼、糸師さんである。今日の朝別れ際に「今日の夜は部屋開けておくんで」って話をしたんだけど煮え切らない返事だったのでこうして来てみれば大正解
私の部屋の前で入るかどうか悩んでいたのか腕を組んでいる糸師さんを発見した訳だ。
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ひかり(プロフ) - 花奏さん» 花奏さん😭😭コメント有難うございます!!確か同じ受験生でしたよね、お互いにお疲れ様です🤭試験終わった瞬間に「やっとか…」みたいな開放感?安心感がやばかったですね笑 (2月24日 8時) (レス) id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 海獣さん» 海獣さん、コメント有難うございます!!こちらの更新も進めながら体もゆっくり休ませてあげたいと思います…🥹🥹 (2月24日 8時) (レス) id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 快晴さん» 快晴さん!!!コメント有難うございます!!私も受かってると良いなってずーっと思ってるんです受かってないと泣きたい😭😭この作品を更新停止してまで頑張ったのでね…。ゆっくり更新しながら体も休めたいと思います笑 (2月24日 8時) (レス) @page25 id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 受験お疲れ様です🙌一気に肩の力抜けますよねw (2月24日 6時) (レス) @page25 id: 61bb4e52ee (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - お疲れ様でした!!心身ともにゆっくり休んでください! (2月24日 1時) (レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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