参.ぶりっ子って疎まれるモノじゃないんですか？【ブルーロック】

あでぃしょなる・たいむ！黒名編 ページ21

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「はぁ、はぁ……」






久しぶりに全速力で走った…。未来永劫私は今日以上に全力疾走する事は無い。絶対。今日以上にその場から逃げ出したくなる事なんて無い、はず。取り敢えず此処に来てから運動サボってたから走ったりしようかなって思った。



それにしても走ってる途中に辺り見回して黒名さんの事探してたんだけどどこにも居なかったな…。どこ居るんだろう






「片寄？」


「ッ！！？」


「あ、人違いだったか？悪い悪い」


「ア、イヤ……ダイジョブ、ダヨ」


「？」






ーーーーっ、心臓止まるかと思ったー！！！！まじでビビった！！え！？いつから後ろに居た！？もしかして私が息切らしてるの見てた！？じゃあ全力疾走してる所も！？はっっず！！！！これは絶対バレちゃいけない、絶対だ



……ほぼバレてるかもしれないけど






「なんで此処に居るんだ？あと、名前って…」


「あ、えっと新しく雇われたサポーターだよ。後で絵心さんから直々に紹介があるみたいだから名前はそこで、ね」


「へぇ」


「そ、れよりさ！君は？名前教えてよ」


「黒名蘭世」


「蘭世って言うんだね。いい名前じゃん！あ、そーだ。俺紅茶とか好きなんだけど一緒にどう？美味しいのあるんだけど」





先程の氷織さんとは同じにならないように急いで話題をすり替える。あれは氷織さんが頭がキレすぎるし、なんなら実は腹黒な性格してるからあんな事になってしまった訳でピュアピュアな黒名さんならきっと……







「紅茶…。良いな、俺も一緒に良いのか？」


「モチロン。蘭世かわいいしね」


「じゃあ遠慮なく。紅茶は好きだ。美味美味」


「ふふ、分かる。好き嫌い別れるけど結構慣れたらいけるものだよね。俺も小さい頃は無理だったし」






そうだよね！！！黒名さん好き！！！




黒名さんがお誘いを断るわけが無いんだよ。だってあの黒名さんだぞ？潔さんについて回る黒名さんぞ？忠犬みたいにずーーっと健気に潔さんを信じてる黒名さんよ？絶対優しいに違いないもん。こんな良い子に慕われてる潔さんって実は神だったりするの？



……。いや、潔さん自体も試合中に人格変わることを除けば普通に純粋な良い子だからな。天使たちの戯れかそうか。

















「……蘭世呼びも中々…」






「？蘭世、なんか言った？」



「いや。なんでも」













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清羅〜〜、君の情報をくれ〜〜🥺🥺
どうしよう口悪いのかな

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