Episode.89 ページ2
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「う、………」
眩しい。
そう思って目を開けると、飛び込んできたのはブルーロック内に設置された自分の部屋の天井では無く見慣れない灰色の天井。……医務室?
「お、起きた?」
「結構早かったね」
「大丈夫か?」
「お前ら片寄さん起きたぜ〜!!」
声のした方に目を向けると御影さん、凪さん、剣城さんの伍号棟チームVの御三方とともにその背後にはチームVの面子が。あ、チームVの部屋か、と気付く
同時に何故??と思い記憶を探れば先ほどのことを思い出した。じゃああの最後に見えた白髪は凪さんだったのか…。ん?凪さん怪我してないか!?と凪さんの足に目を向けたが、パッと見怪我は無さそうなので一安心。
「あ、愛川さんは、!?」
「あ?知らね。自分のお部屋にでも帰ったんじゃね?」
「どっか行ったと思う」
「ど、どうしよう……、」
何かを悩む私に御影さんは眉を潜める。そして御影さんが何かを言いかけた時、同時に私は口を開いた
「お皿、明日買いに行くか……いや、今?」
「は?」
「え?」
勿論お皿の事。明日の朝は仕方ないから私が使ってた分のお皿を選手の方に交ぜてもらおう。前に言ったように私は朝はあまり食べたくない人種だし、家でもそんなに食べてなかったから朝抜きは余裕。
トレーニング始まってんだし選手の食事が第一だ。マネージャーは二の次で良い。取り敢えず今からは流石に無理だから明日の朝にでも絵心さんに外出の許可を貰って……
「ちょ、は、?まだ皿の心配してんの?」
「え…?だって選手の食事が第一ですよ、当たり前じゃないですか。マネージャーは好きな食事がとれるんですし後からでも大丈夫ですよ」
「いやダメだろ!?自分の体の心配しろよ!!」
ブツブツと考えていたことが声に出ていたのか慌てて御影さんが止めてくる。凪さんに至っては私を化け物を見るような目で見つめてくる。顔には「マジか」と書いてあるのが私にも分かる。すみませんねおかしい人で
剣城さんも「食事はちゃんと取らないと倒れるぞ」と言ってくれているし、他の人だって「食事はちゃんととれ!!」とか「無理すんな!?」とか心配してくれている。いや、普通に有難いんだけど選手優先だから……
「……あ、えっと凪さん、先ほどは受け止めてもらって有難うございました」
「別に。マネジメントしてくれる人が居ないと困るし」
凪さんツンデレか?
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ひかり(プロフ) - 花奏さん» 花奏さん😭😭コメント有難うございます!!確か同じ受験生でしたよね、お互いにお疲れ様です🤭試験終わった瞬間に「やっとか…」みたいな開放感?安心感がやばかったですね笑 (2月24日 8時) (レス) id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 海獣さん» 海獣さん、コメント有難うございます!!こちらの更新も進めながら体もゆっくり休ませてあげたいと思います…🥹🥹 (2月24日 8時) (レス) id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 快晴さん» 快晴さん!!!コメント有難うございます!!私も受かってると良いなってずーっと思ってるんです受かってないと泣きたい😭😭この作品を更新停止してまで頑張ったのでね…。ゆっくり更新しながら体も休めたいと思います笑 (2月24日 8時) (レス) @page25 id: b54df6e94e (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 受験お疲れ様です🙌一気に肩の力抜けますよねw (2月24日 6時) (レス) @page25 id: 61bb4e52ee (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - お疲れ様でした!!心身ともにゆっくり休んでください! (2月24日 1時) (レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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