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「何でだ」





僕の提案に、レオナは少し驚いた顔をしたが、

その後すぐに冷静な声で返事をした。



その返事が来ることは承知していた。






「どこにメリットがある」


「それは、レオナも知ってるでしょう?

僕と君が運命の番だからだよ」





僕は知っていた。

レオナが本当は襲いたくてたまらないこと。



僕が保健室で寝ていた時、

レオナの声で何度か目が覚めた。



起きたことがバレないように、レオナの方を見ると、

僕の方を見て、苦しそうな表情をしていた。



何度か僕の顔を触っていた時があった。



運命の番は、本能に抗うことは出来ない。





「もちろん、レオナの立場もある。

第二王子だから、僕を噛んでしまえば

一生連れ添うことになるから、

嫌なことだってことは分かっている。

だけど、」


「嫌じゃねぇよ」


「え?」


「だから、嫌じゃねぇ」

「……え?」





僕の考えていた答えとは逆の答えが返ってきた。

〇→←〇



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なる(プロフ) - 菊丸さん» コメントありがとうございます!色んな作品読んでくださってとても嬉しいです!! (2020年8月14日 16時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
菊丸 - いや〜…最ッッ高でした。癒しをありがとう。。 (2020年8月13日 9時) (レス) id: 2ed3efbae0 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - 歌依さんありがとうございます!お話終わったのですがどうだったでしょうか?お楽しみいただけていたら嬉しいです! (2020年7月8日 22時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
歌依 - 続きが楽しみです!更新頑張ってください! (2020年7月6日 16時) (レス) id: 00cc611901 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - わら。さんありがとうございます! (2020年6月22日 15時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なる | 作成日時:2020年6月15日 22時

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