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土方side









「...土方さん、いいんですかィ。アレ、」









総悟はそう言いながら窓の外を指差す。指差した先には葵と坂田が並んで歩いていた









「あの二人、最近付き合い始めたんですよねィ。..俺ァ、てっきり土方さんは葵さんのこと好きなんだと思ってたんですけど、...違いやした?」









「あ、?好きに決まってんだろ、何年幼馴染みやってると思ってんだ。」









「いや、幼馴染みとかそういうんじゃなくて...一人の女としてですよ。恋愛対象の異性として、...」









恋愛対象...か。俺は葵が好きだ、大切な存在だ。けど、その『好き』が恋愛かと言われると少し違う気もする反面、アイツを妹だと思う親愛的なものでもない気がする









「(でもまァ、...)」









俺は並んで歩く二人に目を向け、坂田の隣で楽しそうに笑うアイツをみて自然と口元が綻ぶ









「アイツが幸せならそれでいいんだよ、..俺が異性としてアイツを好きでも、そうじゃなかったとしても..な、」









すると振り返った葵が俺に気づき、笑顔で手を振る。俺もつられて手を振り返す。...が、坂田はそれが面白くないようで俺を睨み、分かりやすく不機嫌な顔になる









そんな光景が面白くフッと笑みが溢れてしまう









「(あんま彼氏妬かせんじゃねーよ、葵のアホ__)」









その後、坂田は葵の手をとって俺から離すようにずかずかと行ってしまった









「...それで、?総悟、お前はどうなんだ、チャイナ娘とは。」









試しに最近気になったことを聞いてみると、総悟は









「は...、え、は?」









「...違ったか?じゃあなんでもねェよ、..俺、もう帰るわ。」









そういって総悟に背を向け歩き出す。後ろから明らかに焦るような総悟の声が聞こえ、









「は、なんでもねェってなんだよ、...おい、待て!どういうことでィ、...っ、待ってっていってんだろ土方コノヤロー!!」









「(図星...か、...案外分かりやすい奴だな__)」

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なゆ(プロフ) - めっちゃ面白い!更新頑張ってください!! (2019年8月26日 12時) (レス) id: af64f6a838 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年8月10日 23時

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