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「来てくださって嬉しいわ、十四郎さん。今日は存分に楽しんでね」









パーティーの日当日。パーティーが始まる前に彼女と家を訪れ、彼女の母親に挨拶を。そして、









「十四郎さんはこの衣装来てくださる?..梓、貴方も早くパーティー用の衣装に着替えなさい」









彼女は「分かりました」と返事をし、別室に移る。俺も支度を済ませ、部屋を出ると部屋の前では彼女の母親が待っていたようで。









「あら、思った以上に似合ってるわね。..それじゃ、会場に行くわよ」









彼女の母親のあとにつづき会場へと向かってる途中、彼女の母親が









「それで..あの子とは上手くやってるの?梓が貴方に迷惑かけてないかしら..?」









「..いえ、むしろ毎日美味い飯食わせてもらってるんで感謝してます。」









「そう..、それと変なこと聞くようで悪いけど貴方、あの子のことちゃんと愛してるのかしら?」









「..貴方の方から求婚したわりには、随分と冷めきってない?私の気のせいかしらね、」









彼女の母親についてほしくない所をすぐさまつかれてしまい、返しが浮かばない。もしかして俺にその気が無いことを既に見通されてるのか..?









「...でもまァ、おかげであの子がこの家からいなくなってスッキリしたわ。ありがとね、十四郎さん」









「(は..、?)」









「..あの子ね私の子じゃないのよ。旦那の元妻の子。..旦那は数年前、奥さんを亡くして私と再婚、けど今やその旦那も他界..私にはあの子といる義務なんて、もうないでしょ?それにあの子の容姿が目立つせいで、私が連れ込んだ男もあの子に惹かれちゃって...」









「目障りなのよね__..はっきり言って。..でもまァ、世間体もあるから縁きるのは難しそうだけど」









...随分と衝撃的な発言を耳にし、本当の親じゃないにせよ娘を目障りだなんて言うのは言っちゃ悪いがクズそのものだ









そんな話をしているうちに会場となる部屋は目の前。女は俺に先程の話など、何事もなかった素振りで









「十四郎さん、着きましたよ。それではごゆっくり__」

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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

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