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日が過ぎたからと言って、このまま帰るのもなんだかな..せめて飯くらいでもと思い彼女と店の中へ入る









「ここが十四郎さんの行きつけのお店ですか..、」









彼女に何を食べたいかと聞いたが俺に任せると、そういったので俺がよく行く飯屋へ









「お!旦那..そちらは妹さんかい?」









「い、妹...妹ですか..わたし、妹...」









飯屋の親父の何気ない言葉にショックでも受けたのか隣で小声でブツブツとそう言う彼女。









「違ェよ、その..アレだ。嫁だ、嫁」









「旦那、いつの間にそんな可愛い子と籍いれたんで?妬かせるじゃねぇか、」









「親父、いいからいつもの頼む。お前は何に__」









そういって彼女の方を見ると、アイツは何やらさっきとはうって変わってご機嫌な様子。









「どうした?何笑ってんだお前、」









「いえ..ちょっと、嬉しかったので..」









俺にはよくわからねェが、とりあえず彼女も俺と同じモノを注文し出てきたのは土方スペシャル









「十四郎さん、やっぱりこれ美味しいですね」









「おう、__」









フツーこんなの出されたら色々言ってくる周りの奴と違い彼女は素直に受け入れる。改めていい環境で育ってきたお嬢様なんだと思う









飯を済ませ店を出たところで近藤さんから電話がかかり、至急屯所に戻れとの連絡が









「..またお仕事ですか?」









「あぁ、よく分かんねェが屯所に来いってな」









「そうですか、お疲れ様です。じゃあ私、先に帰ってますね__」









そういって屯所とは反対方向にある家に向かうため俺に背を向ける彼女。俺はそんな彼女に









「待て、家まで送る。もう暗ェしよ、」









そんな俺をみて彼女は「え、でも..」と不安げになにか言いたそうだったが俺はその後の彼女の言葉を予測し、それに対する返答として









「心配すんな。..市民の安全守るのも仕事のうちに入るだろ、だからお前は何も気にしなくていい」









そういって彼女を家まで送り届けその後屯所に向かった

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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

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