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アイツは夕方になると決まって買い物に出掛ける。アイツがスーパーから出てきたところを見計らって出歩くと









「あ...!十四郎さん、お疲れ様です」









彼女は俺を見つけるなりすぐに近づいて声をかける。そして彼女の目線は俺の隣にいる女装した万事屋に









「お友達..ですか、?」









すると万事屋は俺の腕に抱きつき、声を高くして









「え、なにこの子?トシくんの妹とか?..私はトシくんの彼女のパー子でぇす」









...色々と言いたいことはあったが、そこは流して冷静を保つ。かくいう彼女は









「私は、十四郎さんの妻です。彼女さんでしたか..でも所詮、2番目の女って事ですよね?」









「に、2番目って...いっとくけどアンタ浮気されてんのよ?アンタに魅力がないから、トシくんは私の方に走ったの」









「(いや、てめェみたいな化け物に魅力なんかねぇよ、...)」









意外と強気で引かない彼女に万事屋が焦りを見せる。万事屋も色々と言いはするが、









「所詮、浮気相手は浮気相手です。それ以上にはなれませんよ、人生負け犬ですよそんなの」









一見ただにこにこしてるだけの女かと思えば意外と言うことは言うやつなんだな...









「お前、...俺が浮気してても怒らねェのか?」









「いえ、..一夫多妻制というのもあるくらいですから...それくらいで怒るなんて器が小さすぎますよ。それに、十四郎さんが他の方に行ってしまうのは私がそれほどの女だと言うことです」









「もっと良い女性になれるよう、頑張らないと...ですね、!」









待って、すげぇポジティブ。つーか一夫多妻制って...いつの話してんだよ、何でこんな心広いんだこの女









「...アンタには負けたわ、幸せになりなさいね」









万事屋はそういって彼女の肩を叩き、その場を去る。









「(って、待てェェ!!なにいい女ヅラして去ってんだ、縁きってくれるていっただろーが!!!)」

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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

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