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「(タバコ..吸いてェな、..)」
しばらく部屋で休んでいるとふとそう思い、彼女の部屋で吸う訳にもいかないので一旦部屋を出る
外に向かおうとすると、どこからか何かもめてるような声がきこえて。
声のする方へ行くとドアが少し開いてる部屋があり、そこからは彼女と彼女の母親が話してるのが見えた
「..貴方、あそこのお偉いさんともめたんですって?それでそこに十四郎さんも巻き込んだとか...今、話題になってるわよ。さっきのあの男は貴方とどういう関係か、って」
「ですから皆さんに言えばいいじゃないですか。十四郎さんは私の、__」
「彼は貴方の友人、..そう皆に言っといたわ。間違っても旦那だなんて言わないでちょうだい、..何で私が彼と貴方を結婚させたか分かるわよね?」
女がそう問うと彼女は黙りこんでしまい、女はため息をついてまた話を進める
「...でもまァ..彼、恐らく勘がいいわ。あの事に気づかれるのも時間の問題...彼が警察であったから利用するつもりが、このままだと下手すればこっちが喰われる...そうならないうちに__」
すると女は部屋のとある引きだしをひく。そこから取り出したのは拳銃
「彼を殺しなさい」
「彼にあの事に気づかれるのを防ぐため、..そして彼は警察の中でも主力、それが欠ければ少しは楽になるわ。...梓、出来るわよね?」
そういって彼女に拳銃を差し出す。彼女は下を向いたままで口を開こうとしない。そんな彼女の姿が気にさわったのか女は声をあげて
「私の言う事がきけないの?貴方は私の言う通りにしてればいいのよ!」
女は無理矢理彼女に拳銃を押し付け、彼女はそれを黙って受け取った
「..次の取り引きの時までは、彼を始末しておくように__」
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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時