純白の空と純黒の大空２ (ページ9)

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第49話ページ9

あれはたまたま学校の廊下をのんびりと歩いていた時でした

ガタッ

人の気配もあまりない静かなところで不可解な物音がすると私の中でほんの少しの恐怖と好奇心が湧き上がりついつい音のした方へ顔を覗かせる

主)「えと・・・これは一体」

仲良くイチャイチャ？？とされてるメディールさんとまさかのツナさん

メディール)「あら美優さん御機嫌よう」

そうウフフと口元を押さえて微笑む姿は絵になる美しさだった、、、、ってそれより‼

そうおっしゃるメディールさんと微動だにしないツナさんなぜこんな人影の薄いところで2人は、、

ツナさんがメディールさんを床に押し倒しているのでしょうか

主)「あぁすすみません！なんか邪魔をしてしまいました‼ 」

そう慌てた様子の私にツナさんはそっと口を開く

ツナ)「この様子見て言いたい事はないの？」

主)「へ？おめでとうございます？」

妊娠した奥様に言うあの「おめでとうございます」と言うお医者様から出される一言みたいな事を言ってしまった。振り返れば論外な発言だったな

確かツナさんはメディールさんにご興味がないご様子だったのにそう深く考え込もうとするとツナさんはメディールさんの上からどき私のところへ来ると

ツナ)「邪魔」

の一言を言って去って行ってしまった。照れ隠しでしょうか、、、、？

主)「メディールさんもすみません」

メディール)「いいえこちらこそすみません」

謝ってメディールさんと入れ替えるように退散した

さっきのツナさんの反応を見ると相当怒っているご様子で

主)「帰りたくないな」

そう一言ボソッと呟くとどこかモヤモヤした気持ちを残し重い足を引きずりながら自分の教室へと向かった。