第72話 ページ35
花)「ねぇ 私達これからどうするの？」
ハル)「はい 迂闊に家に帰ることもできませんし商店街に人がいなくなれば…」
あの後、落ち着きを取り戻すため近くの喫茶店でスイーツを食べながら今後の事を話す三人の周辺はどんよりと重い空気が漂っていた。
主)「本当にすみません 巻き込んでしまって」
美優は深々頭を下げると京子がその肩を支え、ニコッと微笑み。
京子)「美優ちゃん 謝らないで！ 私達友達じゃんいっぱい迷惑もかけていいから 美優ちゃんだけで抱え込まないで…ね？」
主)「迷惑のスケールの大きさが違うけど
ありがとう」
美優はつくづくいい友達を持ったなとホッと心を和ませて、また 例のあの男達に着いて考える。
主)「(きっと あの男の人達はまだ ここの周辺にいるはずだ 私達を襲う機会をうかがっているに違いない！
どうしよう みんなを守りたい みんなが傷付くなんて絶対に嫌！)」
美優はギュッと硬く目をつぶり、軽くイスを引くと
そっと立ち上がり。
主)「ご ごめん と トイレ行きたくなっちゃった」
花)「もう こんな時にしょーがない子ね 行ってらっしゃい」
先走りするように美優はトイレの方向へと向かって行くのを花は軽く手を振りながら見送った。
トイレの扉を開け、美優の視線の先には人がギリギリ通り抜けれそうな窓があった、美優はひっそりと息を呑み窓に近づく。
主)「この状況を 招いたのは私のせいだ せめて私が囮になって標的を私に変えないと」
あぁ また、あの声が聞こえてくる。
《あぁ さすがは____ですね》
あの【影】とは違うもう1人の声、 この声の持ち主が一体誰だかわからない でも 結構安心できる声だと思う。
《さぁ 決められたシナリオを壊しなさいよ》
私は窓に手を掛けると簡単に体を窓の外に出し来た道をまた歩んで行った。
美優が外に出て行った後、数分たってあまりにも遅い美優の様子を確認しに行ったハルがトイレからロケットのように飛び出して京子達のいる席へと向かった。
ハル)「た 大変です！ 美優ちゃんがと トイレにいません⁉」
京子)「え⁉ 」
花)「はぁー」
その中で花だけが落ち着いた様子で外を見ていた。
花)「あの子 何かを覚悟したような顔してたもの
追い掛けても無駄よ私達には何もできないわ悔しいけど私達が立ち会えるのもここまでよ」
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ハルカ - 続きが気になるのでお願いします(≧∇≦) (2017年1月24日 0時) (
レス) id: 04586e5ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モノクロ ネコ | 作成日時：2016年11月27日 3時
