【銀魂】銀魂短編集

愛してるゲーム*坂田銀時 ページ1

※銀さんは先生ではなく生徒という設定です




3年生だと云うのにこの学校は何故か修学旅行というものが存在する。まぁ、他のクラスは知らないが、3Zにお受験だのそういうのはあまり関係がなく。

修学旅行先の京都の旅館で、3Zの仲良しメンバーは集っていた。

私も一応進学するつもりではいるが勉強のことなど忘れ3年生というものを満喫している。



｢愛してるゲームするわよ！｣


まるで｢このポッキー食べなよ、｣的なノリで発言した妙。
愛してるよゲームなんてもしそれが好きな人に当たったら恐ろしいじゃないか。


｢賛成アル！｣


神楽も何故かテンションが高く、私たちの意見など無視して丸型に並ぶ。同姓に言うのもつまらないから、と言って男女交互に座らせる。


私から見て右回りで紹介すると、
私、銀時、神楽、沖田、九兵衛、土方、妙、近藤、猿飛、山崎
という順である。
あやめの視線がとてつもなく痛い。それもそうか。銀時、ずっと私の隣に居るし。お風呂上がりなのか浴衣姿で、垣間見える胸板がとてもかっこよくて死にそうだ。

というか、このゲームを始め、席順を決めた妙と神楽は確実に確信犯だろう。私が銀時のことを好きだと知ってるのに、わざわざこの場所に置くなんて。



はぁとため息ついてももう遅い。
愛してるゲームは神楽からはじまってた。


｢愛してるアル。｣

神楽は少しだけ視線を外して言う。だが照れてはない。
それを見かねた沖田は表情筋ひとつ動かさず


｢顔みて言えよ｣

という。
神楽は沖田を睨みつけ、愛してる！と叫ぶ。思わず笑ってしまいそうになるも、そう言えば、沖田くんと神楽ってどういう関係なのか、と1人で考える。

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