【d!】オペレート開始【zm】 (ページ5)

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あの後、場に取り残されたエーミール参謀長に少しだけゾム第一近接部隊長のことを教えてもらい、一日が終わった

今は軍寮の自室に戻ってきている
少し、ゾム第一近接部隊長のことを考える

今日、エーミール参謀長から聞いた話からして、彼は中々に好戦的であり自分の楽しいと思ったことに対しては意欲的だということだ

それも相まってか、自分の世界が確固としてあり、外の者を受け入れないということが見受けられた

だからこその、今日の私への反応だったのだろう
3日後の任務までにそれとなく彼と距離を縮めておかなければと胸に秘め、ベッドへと潜った

＿＿＿

『おはようございます。ゾム第一近接部隊長』

「……………何でおるん？」

翌日、任務の為ならば即行動の私はロボロ情報管理部長に許可を取り、残り2日を彼の観察へと費やすことにした
実働するパートナーの癖などを知るためである

その為、彼の私室前で待ち伏せをしていたのだ(現在時刻AM4:00)(ロボロ情報管理部長に許可取りをしたのは10分前である)

たった今、ゾム第一近接部隊長に聞かれた疑問へそう率直に答える

「ふぅん…じゃあ、着いてこれるならええで！」

そう言い終えた直後、ゾム第一近接部隊長は身を翻し走って行ってしまった

これは確実に着いていかなければ昨日の言葉が撤回されてしまうかもしれない
久々の運動になりそうだと身体に鞭を打ち、ゾム第一近接部隊長の後を追う私であった