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餌食〜44〜 ページ9

(しばらく赤司sideです)




おかしい




撃たれた筈なのに痛みがない




起き上がって辺りを見渡す




そこは真っ暗闇だった




うっかりすると呑み込まれそうなほどの深い闇




僕は地獄だと思った




「あはは… 僕の何が悪かったんだろう」




そうポツリと呟いた




?『永遠の命は欲しくないか?』




ついに空耳まで聞こえてきたし…




どうすればいいんだ




そんな事を思いながら俯かせていた顔を上げた




「?!」




目の前には ついさっきまで横断歩道を血色に染めていた張本人がいた




黒いマントを被り妖しく笑っている




あぁ 僕も殺されるのか




?「おい 聞いてんのか」




「は、はいっ!」




怖くてつい言葉が震える




?「で、どうすんだ?」




「は?」




?「だーかーらー 永遠の命は欲しくないかって聞いてんだよ!」




何言ってんだ こいつは




「意味が分からないんですけど…」




なんか怒ってるみたいだからなるべく下手に出て聞いてみた




?「永遠の命というか…





妹がどうなってもいいのか?」




「っ…?!どうゆう事だよ…」




僕はソイツをキツく睨んだ




?「ま、簡潔に言うと お前が吸血鬼になるって言うならお前の可愛い可愛い妹に手を出したりしない」




ニヤリと笑う男に背筋が凍る




「き、吸血鬼…って…」




?「俺みたいなヤツのことさ」




そう言って男はまた笑った




その口には輝くモノがある




「き…ば…?」




怖い




それだけが身体を駆け巡る




?「さぁ どうする?」




男は僕の全てを支配しているような口ぶりで僕に問う




もちろん僕の答えは決まっている




「吸血鬼に…な、なります…」




小さく呟いた




?「そうか ならいい」




それだけ言って男は立ち去ろうとした




てゆうか…




「名前…」




男に聞こえるか聞こえないかぐらいの声で僕は言った




?「あぁ?」




機嫌が悪そうに振り返る男




「あなたの…名前は?」




また怒らせるかもしれない




けど勇気を振り絞って聞いた




?「あぁ 俺は


































灰崎祥吾




ヴァンパイア界を治める一番偉いやつってゆうポジション」




僕はとんでもない吸血鬼に出会ったようだ

餌食〜45〜→←餌食〜43〜


ラッキーアイテム

革ベルト


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しーちゃん(プロフ) - 狼注意報も全部読みました。本当に面白くて感動です!次の新作も楽しみにしています!(ノ´∀`*) (2018年8月23日 18時) (レス) id: b9918c7352 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - すごく感動しました!これからも頑張って下さい!♪ (2018年8月23日 18時) (レス) id: b9918c7352 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン☆ - 凄く面白かったです★また新作など作ってください(^o^)/ (2015年7月5日 9時) (レス) id: fd281c5580 (このIDを非表示/違反報告)
司蓙紅 - 完結おめでとうございます!とっても面白いです!これからも頑張ってください! (2015年6月2日 20時) (レス) id: dbed572e03 (このIDを非表示/違反報告)
メープルメープル - 何回も見ています!めちゃめちゃ面白いです (2014年12月19日 23時) (携帯から) (レス) id: d54899cc81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花宮中毒σ(*´∀`*) | 作成日時:2014年9月14日 16時

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