【黒バス】吸血鬼の餌食〜３〜

餌食〜４１〜 ページ6

次は誰に吸われるんだろう




暗闇の中で考える




早く此処から出たい




『Aは吸血鬼が与える快楽の虜になってしまったのだから…』





『もっと吸われたいんでしょ？


血を吸われて…キスされて…ぐちゃぐちゃにしてもらいたい


そうじゃないの？』




さっき言われた事が頭でリピートされる




そんなことない って思っているけどどこか否定できない自分がいた




快楽の虜…




そんなの嫌だ




早く此処から出て いつもの生活を送りたい



とりあえず起きよう




そう思って瞼を開けた




「ふぁ……」




此処は…？




一番始めにいた部屋




おそらく赤司の部屋だ




赤司は一番危険な感じがする




勘だけど…




それに…




はじめて会う感じがしなかった




懐かしい感じ…




ま、そんなことを考えていても何も始まらないな




そう思って辺りを見回す




そして僕の視界に入ってきたのは




一枚の写真




その写真を手に取った




「ーーーーっ？！」




なんで… なんで…？






･






･






･






･






･






「お、父さん…と…お母さん…なんでっ…兄さんと…僕も？」




その写真に写っていたのは




僕と両親と兄さんそれに





髪の色が黒い赤司だった

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