【黒バス】吸血鬼の餌食〜３〜

餌食〜３７〜 ページ2

ジャラ…




聞き慣れない金属音が耳に響く




そんな音で目を覚ました




目を開くけど視界は真っ暗




目元が縛られいるような感覚




「目隠し、か…」




通りで目の前が真っ暗なわけだ




ジャラ…




この金属音…




腕が頭の上で一つにされ固い感触がある




手錠させられてる




それに足にも足枷みたいなのがつけられていて動けない




苦しい




少し動くと首を締め付けられるような感覚




首輪までつけられてる




つまり




「逃げられない」




ポツリと呟いた




あぁ なんでこんなに僕はバカなのかな




あのとき油断していなければ…




でも今更後悔しても遅い




ベッドの上で肩を落としていると誰かが部屋に入ってきた




？「やっと目を覚ましたか」




こいつは此処に僕を連れてきてこんな姿にさせた張本人




「緑間っ…」




緑「フッ……その状況で逃げられるとでも考えているのか？」




嘲笑う緑間




悔しいけど何も言い返せない




僕は唇を噛み締めた




口内に広がる鉄の味




血が出たのか




緑「美味そうな匂いだな」




そう言って緑間は僕の事を押し倒した




ギシッ とベッドの軋む音がする




足枷やら手錠やらで僕は後ずさりすることすらできない




怖い




脳裏にそんな単語しか浮かんでこない




緑「もう 我慢できないのだよ…っ…」




唇を噛まれる




まるでキスされてるみたい




「…んんっ……ふぁ……ゃ…」




自分とは思えない甘い声が出てくる




緑「…んっ…んく、ちゅ……」




血を吸われる度にゾクゾクとした快感が襲ってくる




始めのうちは痛かった




でも今は…






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快楽の虜になってしまった

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