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side A

『記憶に、ちょっと異常があるみたいで』
悲「!?」
『私の場合は、過去に起きた事とかは忘れてないんですけど、刀の扱い方とか、箸の扱い方とか…そういう普段してきている事を、忘れちゃうんです。」

悲鳴嶼さんが驚いたような顔をする。
そりゃそうだよね…

『だから、前々から鬼殺隊はもう続けられないな、って思ってたんです。この前、あんなことがあったから、これを口実に辞められるかな、て。』

話している内に、涙が溢れてきた。
止めようと思っても、止められない。
すると、悲鳴嶼さんがそれを察したのか、手拭いを貸してくれた。
私は涙を拭いながら、話し始める。

『何で…っ…私がこんなことになっちゃったんだろ…って…いつも思っちゃって、辛くて…っ……』
悲「そうか、そうか……」

悲鳴嶼さんが頭を撫でてくれる。
私はそれが嬉しくて、ひたすら泣いた。


悲「涙は引いたか?」
『はい…ごめんなさい、こんな姿見せちゃって…それから、どうかこの事は他の柱には内緒に…』
悲「あぁ、わかっている。何かあったら、すぐ言ってくれ」
『ありがとうございます』

悲鳴嶼さんに話したことで、少し心が軽くなった気がする。
私はそのまま屋敷に帰ろうとしたが、道に迷っていたのを思い出した。

『ひ、悲鳴嶼さん……』
悲「どうした?」
『その…浅草って、ここからどういけば…』
悲「…そうか、迷っていたのか。ついてきてくれ。私が案内する。」
『お手数おかけします…』

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こぉひぃ - ↓すいません、同一人物です… (2020年6月23日 23時) (レス) id: a05fff6e52 (このIDを非表示/違反報告)
ささらぎ - ぽんちゃんさん» うあぁ…ちょっとお話が浮かんできちゃいます… (2020年6月23日 23時) (レス) id: a05fff6e52 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 全員と仲直りした途端また、徐々に悪い噂とかが出たりして (2020年6月23日 7時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
こぉひぃ - いちごきゃらめるさん» わぁああ!ごめんなさい!直しておきます! (2020年6月7日 3時) (レス) id: a05fff6e52 (このIDを非表示/違反報告)
いちごきゃらめる(プロフ) - 甘露寺の字違いますよ。 (2020年6月6日 12時) (レス) id: 654b6b5b60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こぉひぃ | 作成日時:2020年3月21日 22時

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