変人には眼福を！【名探偵コナン】

ep.2 失踪と保護 ページ3

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うん、そうそう。
こんな感じの会話をしたんだ。

それからしばらく待っているが、連絡はない。
家に帰ってきてたんだろうか...？
そうだったとしても蘭ちゃんのことだ、連絡くらいくれると思うのだが…

うーん、雨の日に外に出たくないが…
万一のことがあれば有希子さん達に連絡をしなくてはならない。
何かあった時の保護者は、わたしか工藤邸の隣に住む阿笠博士さんになってるからね。

まったく、新一少年め！
美少女を悲しませ、わたしを雨の日に外へ出させるとはいい度胸だ！
レーズンパンをお見舞してやる！！！


……と、意気込んだが今日の日付さえ覚えていれば何かあっても助けられるから気にしないことにした。
もしかしたら、蘭ちゃんとよろしくやってるのかもしれないし。うんうん。
決して面倒とかではなくて、若い者の邪魔をする訳にはいかんじゃろ？
そうそう、そういう事なのですよ。


「ノートにメモしとかなきゃ…」


日付だけ書いて、杞憂に済めば消して終わり。
もしもの時は、蘭ちゃんから詳しい事聞かないとな…
心苦しいからやめていただきたい所存。

そう思いながら早々に寝た。
こちとら朝まで仕事してたんでね、何かあれば以下までご連絡くだｽﾔｧ...



　



〜翌日〜


「──ということがあって、連絡が遅くなりました！ごめんなさい！！」

「事件じゃ仕方ないさ。
というかわざわざ言いに来なくても、電話で良かったのに…」

「新一が帰ってきてないか確認しようと思って…」

「ついでだとしても、家から遠くなるのに…
ありがとね」

「(微笑みが...！)
いえ、こちらこそ！」


……"こちらこそ"？どういう意味だ？
首を傾げたくなったが、蘭ちゃんが嬉しそうなので何も言うまい…
美少女と二人っきりの空間ありがとうございます！！！！


「そうだ！Aさんにも紹介しておきたいんですけど、お時間って、い...つ･･･ダメそうですか？」


顔色が悪くなってしまったのか、蘭ちゃんに気を遣われてしまった。
ここは大人として、大丈夫だと気丈に振る舞いたいところだけど…拒否反応がすごい！！！

新一少年や蘭少女の幼少期は大丈夫なのに！！
あれは写真だからか！
いや、でも新一少年はワンチャン平気なのでは？？
ワンチャンもなんも会うことねぇわ、そこまで遡れんし。

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