11 ページ34
JD「これでいいかな。苦しくない？セフン」
SE「ん。平気。ありがとう」
JD「俺、みんなに電話してくるね」
SE「いってらっしゃい」
ジョンデは病室から外へと出て行った。
JI「ほんとに大丈夫か？セフン」
ジョンインが心配そうに言った。
SE「頭痛くてちょっとキツイけど、殴られたんだから仕方ないよね」
JI「犯人のサセンたち、ヌナを切ったサセンの仲間だったんだって」
SE「マジで？」
JI「信じらんないよな・・・・なんでこんな目に合わされなきゃなんないんだろう」
SE「サセンに常識は通用しないからなぁ」
セフンはがやたら落ち着いているのを見て、ジョンインが不思議そうな顔をした。
JI「なんでそんな落ち着いてんの？ヌナこんな状態なのにさ」
SE「自分の怪我のせいでこうなってる訳じゃなさそうだからさ。俺の怪我のせいだから、傍にいてくれれば我慢できる」
JI「はっ・・・・ほんっとにお前らってさ・・・」
セフンの飄々とした様子を見て心底安心したのか、ジョンインの声が震えて俯いた。
SE「ん？ジョンイン泣いてんの？」
JI「さっきから呼び捨てやめろよな・・・泣いてない」
セフンはくすっと笑って俯いたジョンインの頭を撫でた。
SE「ありがとね。心配かけてごめん」
JI「ばかマンネ。二人して怖い事ばっかしてさ・・・」
数回撫でられた後にジョンインがその手を優しく払いのけた。
SE「やっとヌナを守れたよ」
セフンは誇らしげに笑った。
JI「自分が怪我してたら守れたうちに入らないんだよ」
SE「えへへ。次はしくじらないようにしまーす・・・いてて」
陽気な声を出すがやはり痛みが強い様子だった。
JI「もういいから寝ろよ。頭の怪我なんだから甘く見てると怖いぞ」
SE「ん・・・眠るまで傍にいてねジョンイン」
ジョンインを撫でたその手でジョンインの手を掴むセフン。
JI「欲張り。あと呼び捨てすんな」
SE「へへへ。・・・ヌナ、目閉じて？一緒に眠ろう。怖い思いして疲れたでしょ」
すぐ傍にいるのに虚ろで動かない目をした Aに優しくセフンが話しかける。
「・・・・・・・」
すぅっと瞼が閉じた。 開く気配はなかった。
JI「・・・目閉じた・・・ちゃんと聞こえてるんだな」
SE「うん・・・」
セフンは寂しそうに笑って目を閉じた。
セフンの手をしっかり握って、ジョンインは傷ついた２人を見守っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
