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GO『・・ならいいんだけど』
JG「ねぇオギヒョン」
GO『ん?』
JG「ヌナとちゃんと話してみた方がいいんじゃない?」
GO『・・・』
ギオクが押し黙る。
JG「ヒョン達がどれだけ頑張ってヌナを守って来たかよくわかってるけど・・
いつまでも祭祀を避けてるのはヌナにとってもよくないんじゃないかな」
GO『・・俺たちもわかってはいるんだ。
祖母ちゃんも年だしいつまでも一人で田舎に置いておきたくないって親父も言ってる。
でも小5で親父に怪我させたあれを見ちまったら迂闊に手を出せなくて・・・』
家族を一度に失った衝撃は光輝の心を粉々に砕いてしまった。
生きる事すら放棄した光輝をやっとの思いでつなぎ止めたギオク達の苦労を
ジョングクはほんの一部しか知らない。
だが、ジョングクの背中を押してくれたのもギオクだった。
JG「俺たちにも手伝わせてヒョン」
GO『え?』
JG「みんなで協力すればきっと出来るよ。
でしょ?」
ジョングクがしっかりした声で告げた。
・
ギオクはしばらく黙っていたが
GO『ファニヒョン達と相談して連絡するな』
JG「うん」
そう言って二人の電話は終わった。
部屋から出て来たジョングクはキッチンに向かった。
「グガ、ちょうどいい。これ持ってってくれ」
JG「はぁい♪」
ギオクとの会話を笑顔の裏に隠してジョングクはいつも通り振る舞っていた。
・
・
・
・
JG「オギヒョ〜ン♪」
ジョングクが明るい笑顔で駆け寄る。
呼ばれたギオクも笑顔を返す。
2人はカフェで待ち合わせていた。
まずは2人で話して何をどう進めていくか手立てを考える。
最初から話を広め過ぎるのは良くないと考えたギジュンの案だった。
JG「ヒョンドゥルはなんて?」
仕事の都合がつかなかったギファンとギジュン。
GO「いい機会かもしれないって。
光輝もお前たちといて幾分か強くなったろうからがむしゃらに暴れてたガキの頃とは違うんじゃないかってさ」
JG「万が一暴れても俺たちが束になれば押さえつけられる」
GO「簡単にいいやがるな(苦笑
あいつがブちぎれた時の怖さは知ってるだろ」
JG「うん。
でも昔とはだいぶ状況が変わってるでしょう?」
落ち着き払った末っ子の表情。
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〜NAE〜(プロフ) - rikoさん» rikoさんこんばんわ^^ とってもありがたいお言葉ありがとうございます!!!またしても難産期突入で頭抱えながらですみません><。これからもよろしくお願い致します!! (2021年7月19日 23時) (レス) id: ff9e46a691 (このIDを非表示/違反報告)
riko(プロフ) - 更新お疲れ様です!お話ワクワクしながら読んでいます。続きも楽しみです! (2021年7月18日 23時) (レス) id: 7d25cd713b (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - Sachiさん» Sachi様、温かいお言葉ありがとうございます><。頑張りますT^T (2021年7月14日 23時) (レス) id: ff9e46a691 (このIDを非表示/違反報告)
Sachi(プロフ) - 続きがすごく気になります。無理せずゆっくりでいいので、更新楽しみに待ってます。 (2021年7月13日 7時) (レス) id: 36ee1af249 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - たるぎうゆさん» 美味しそうなお名前のたるぎうゆさん、コメントありがとうございます!有り難いが過ぎるお言葉ほんとうにありがとうございますT^T (2021年5月30日 1時) (レス) id: ff9e46a691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2020年9月6日 17時