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29***BTS ページ29

懸命に押し返してもやはり力では敵うはずはなく、Vの腕の中でもがくA。


NJ「やめなさい女の子相手に」



見かねたRMがやっとVを引き離してくれた。



 「ありがとうございます。お疲れ様です先輩たち」



JM「二日酔いとかならなかったか?でこは?大丈夫か?」



ジミンが汗に濡れているのも構わずAの前髪をかき上げて確認する。



 「ソンベ手が濡れるよ。大丈夫。先日はご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」



Aは深々と頭を下げてBTSに謝罪した。




SK「目を離した俺たちが悪いから。ごめんな。本当に大丈夫だったのか?」



 「はい。ジュンミョニソンベとうちのオンニに怒られましたけど注意だけだったんで。
 私でこどうしたんです?朝起きたらすごい痛かったんですけど」



YG「カクテル一気飲みなんかするからぶっ倒れてテーブルでぶつけたんだよ。ナムジュンが氷当てたらお前嫌がって頭振るからティッシュ湿布してた」



 「何から何まですみません。ジミンソンベの膝で寝てたって聞いたけど」



JM「俺んとこに倒れて来たんだよお前w」



 「失礼しました」



HS「痕になったりしてない?痛みはもう引いた?」



 「大丈夫です。ありがとうございます」



JG「EXO先輩のリーダーさんにも怒られたのに凹んでないの?A」



 「平気です。なんで凹むんです?ってか名前なんで知ってるの?」



TH「ベッキョニヒョンから聞いた!」




Vが得意げに声を上げた。




 「・・・そんであっという間にみんなにバラしたんですねV先輩」




TH「テテオッパって呼んでよ!っていうかお前こそなんで本名名乗らないんだよ水臭いなー」



 (めんどくさかったから)




YG「めんどくさかったからって顔に出てる」




SUGAに簡単に表情を読まれてしまうA。




 「・・先輩が呼んだスソンも私の名前だから別にいいと思ったんです。まぁ好きな方で呼んで下さい」



JG「日本人なの?お前」



 「ううん、半分だけ。亡くなった父が日本人なんです」



JM「なんで韓国名名乗らないんだ?日本名名乗ったら誤解されて余計面倒だろ?」




ジミンの当然な疑問にAは小さくため息をついて



 「キライなんです、母が付けた名前なんで。父が付けてくれた名前が好きだから」



JM「そっか」




ジミンはにっと笑ってAの頭を撫でる。




 「なんで撫でるの?」




JM「べつに。さ、練習やろうぜ」

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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時

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