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ダヒが両手を広げて立ちふさがった。



DH「すみません!よく言って聞かせるのでそのくらいで!」



自分の所のマンネを守ろうとするダヒの表情にいつもの穏やかさを取り戻すジュンミョン。


SU「ああ。ごめんね、君のとこの子なのに」


DH「いえ、ありがとうございました」


広げた腕を閉じてお辞儀をするダヒ。



 「なんで御礼なんだよ!ばかじゃないの!」


ダヒの背中に吠える Aに、



SE「お前もいい加減にしろよ。べそかいてるくせに」



セフンがからかい口調で言うのでセフンに向き直る A。



 「泣いてない!」



DH「いい加減黙りなさい!帰るよ!」



ダヒはとうとう力づくで Aの腕を掴んで引っ張った。




 「離してよ!いやだっ離せ!」



DH「うるさい!」



有無を言わせず Aを引きずってダヒはEXOの宿舎から立ち去って行った。







2人を見送って、リビングに集まっていたメンバーは散り散りになる。



最後まで玄関を見つめていて深い息を吐いたジュンミョンの背後に立ったマンネ組が



SE「なんで殴ったのヒョン。あれでも一応女なのに」


JI「一応ってwww」



セフンの言葉にジョンインが吹き出して笑った。




SU「んー・・・なんでだろ?・・まぁ、悪者が別にいた方がまとまる事もあるからな」



あまり深く考えずジュンミョンが答えてその場を去る。



JI「変なの。うちのマンネにだって手を上げた事ないのに」



笑っていたジョンインが不思議そうに言った。



SE「そうでもないよ。結構叩かれてるよ俺」



JI「でも平手はないじゃん。俺ヒョンが誰かを平手打ちすんの初めて見たよ」



SE「あ、そういえばそっか」




自室に戻っていくジュンミョンの後姿を見送りながら、マンネ組は頭を捻っていた。


















待たせて置いたタクシーで自分たちの宿舎に戻る最中の2人。




DH「めそめそしないの」



隣で俯いたまま零れてしまう涙をぶっきらぼうに拭いている Aにダヒが言った。



 「してない!」



すぐさま噛み付いてくる Aの顔を上げさせてジュンミョンに叩かれた側の頬にそっと手を添えるダヒ。



DH「ほっぺ赤くなってる。あとで冷やさないと」



 「ほっといてよ!」



ダヒの手から逃れようと顔を背ける A。



DH「あんたなんでそんなとがってんの?疲れるでしょ」



ため息交じりに長姉が言った。



 「これが普通なの!」


車内で喚く A。

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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時

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