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SH「じゃあ撮影行ってくるから、チャニョルが控え室で気使いすぎて死にかけてるから助けてあげて」
苦笑いのジュンミョンオッパに言われ、渋々うなずく
ジョンイナはともかく、ベッキョナは普段拗ねたりしない分、一度拗ねると長いんだよなぁ……
「……はぁ」
ため息をつきながら、控え室に戻ろうとしたときポケットに入れてる携帯が鳴る
あ、メールだ
仕事関連かな？
確認すると、幼なじみからだった
幼なじみとは幼稚園から高校までずっと一緒だったけれど、私が地方の大学に行ったため、そこから今日まで一度も会っていない
でもこうやって時々メールをして、お互いに近況報告はしている
あっちは海外出張が多い仕事らしく、しょっちゅう海外の写真が送られてくる
ちなみに、私はEXOのマネージャーだと言っていないので、幼なじみは私の仕事を普通のOLだと思っている
別に隠すつもりはなかったんだけど、言う機会を逃してしまったのだ
あ、また海外行ってる
帽子を深くかぶって黒いマスクをしてるから顔ははっきり分からないけど、タイムズスクエアを背景にピースしてる写真が一緒に送られてきていた
アメリカ私も行きたいなーー
まあ、そんな暇なんて無いんだけどね
ささっと返信をして、急いで控え室に戻る
CY「Aーーー！泣
もう二人とも面倒くさいんだよ泣」
扉を開けると、半泣きのチャニョルがすり寄ってくる
大型犬がすり寄ってきてるみたいで、ちょっと可愛い…
とりあえず、ジョンイナから機嫌を取るか……
奥のソファにどかっと座って、唇を尖らせながら携帯をいじっているジョンイナのもとへ向かう
3年間の中で気付いたけど、ジョンイナは拗ねてるっていうか、かまってほしいだけだと思うんだよなぁ
今だってチラチラこっちを見ながらも、気付かないフリして携帯いじってるし
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作者名：もちこ | 作成日時：2020年3月11日 16時
