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まあ、血で血を洗うような(大嘘)攻防の結果、マンネの「お願い……(ウルウル)」に勝てるはずもなく、
ただ今、ニコニコのセフンさんは自分の部屋から持ってきた枕を私のベッドの枕の横に置いている
「いや、待って待って待って」
SE「ん？」
「一緒には寝ないよ
お客さん用の布団あるから私それで寝るわ」
SE「えーー！」
当たり前でしょ
さすがに毎日見慣れていても、こんなご尊顔が目覚めたときに隣にいるの想像してよ
今日が私の命日ですか状態である
ぶつぶつ言ってるセフンを無視しながら、黙々とベッドの横に布団を敷く
「まだぶつぶつ言うようならジュンミョンオッパに電話して迎えにきてもらうけ SE「言いません」
……よし」
「じゃあ、電気消すけど」
SE「えー、もっとヌナと話したいからお泊まり来たのに、寝ちゃったら意味ないじゃん！」
「いや、あなた明日仕事あるでしょうが」
やだやだーと私のベッドの上で駄々をこねはじめたセフンに近寄り、セフンの肩に力を入れると、セフンの身体は案外あっさりベッドにポスンと倒れた
大男が暴れたら私のニト◯で買ったやっすいベッドが折れるでしょうが！
「いい子だから寝なさい」
セフンの顔を見下ろすことなんてないのでじーっと見つめてしまう SE「きゃーーー！まだ僕にはその世界は早いかもしれないですぅ！！！」
遅くても早くてもいいから寝てくれ
足をバタバタさせながら毛布をガバッとかぶった姿を見届けて、電気を消してから布団に入る
それにしてもこうやって男の人と寝るのなんて久しぶりだなぁ
小学校のときに幼なじみの家に泊まった時以来か……？
彼氏いない歴＝年齢泣な私にとって、なかなかない体験だなと開き直って、寝ているセフンに向かって手を合わせる
いやぁ、貴重な経験をどうもありがとう
SE(…なんだろう、すごい拝まれてる……
そしてドキドキが止まらない……)
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作者名：もちこ | 作成日時：2020年3月11日 16時
