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School Life*40~哲也side~ ページ21

いま俺がいるのは校舎の裏。
君の…Aの返事を聞くために。

でも、断られるって分かってた。

あ「お付き合いはできません」

ね?そうでしょ。
でもAは、嬉しかったって言ってくれた。
それだけでも嬉しくて。
よく見れば君は泣いてた。責任を感じさせてるんだ。

ギュッ

無意識のうちに、俺はまた君を抱きしめていた。
お願いだから、もう泣かないで…。

哲「俺も苦しくなる…」

俺は涙を拭ってあげた。
そして、俺はAに告げた。

哲「だってAは楽しそうに話してたからさ、あいつと」

Aはもう、あいつしかみてないんだ。
A自身が気がついてないだけで。

あ「……あいつって?」

哲「Aは俺じゃなくて、」

啓司のことばっかみてるでしょ?

そう告げるのは辛かった。
だけど、それで君が幸せになってくれるなら、俺はそれでいい。

……それでいいんだ。

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作者名:そのの | 作成日時:2012年8月13日 12時

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