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School Life*42~敬浩side~ ページ23

“今日は先に帰るね”

Aの口から、初めて聞いた言葉だ。
啓司となんかあったのかなって思ったけど、啓司は聞き流してたから、哲也先輩とだろう。
それにあいつ、顔…真っ赤だったし…。

啓「Aどうしたんだろうな」

敬「えっ!?あ、うん。哲也先輩になんかされた、とか?」

啓「えっ!!ど、どんな!?」

こんな一生懸命な啓司を見たのは初めてだ。

敬「ばーか、冗談だよ冗談!!」

啓「そうか、ならよかった」

啓司はほっと一息ついて、安心していた。

敬「……なぁ、啓司。お前Aのこと好きか?」

啓「…………なんでわかったんだ?」

敬「なんでって、お前思いっきり自分でばらしてんじゃねぇかよ(笑)」

どんだけだよ……。

敬「俺、応援するよ。だって、ずっと前からお前がAのこと好きって気づいてたし(笑)」

啓司はびっくりしてたけど、少し間を置いてから、うん。と返事をした。

敬「頑張れよーこのやろー!!」

俺は啓司の猫っ毛をぐしゃぐしゃにした。

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作者名:そのの | 作成日時:2012年8月13日 12時

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