嫌いは好き←→好きは嫌い～2～ (ページ25)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:50,375 hit

過去～5～ページ25

慌てて外に出ると、
そこにいたのはヒゲを生やした大男や

変な覆面(？)をしている大男。

死にかけの馬におじいさんもいた。

この時は知らなかったけど、
この人達は、“黒ひげ海賊団”

｢この島には金目のものなどない！帰れ！｣

いつもは優しいパン屋のフランおじさんが
怒ったように怒鳴る。

｢そうよ！この島は裕福な島じゃないの！｣

お洋服屋さんのムラさんも同様に怒鳴る。

｢ならばおめェら、死ぬしかねぇな！ゼハハ！｣

その言葉が引き金となった。
隣に立っていた覆面の人が肘を振りかざして
町を破壊し始めた。

｢うわぁぁぁぁぁ！！みんな逃げろ！！｣

森に向かってみんなが走り出す。
森を抜けたらフーシャ村があり、
ガープおじいちゃんがいるから。

ナズ｢Aちゃん！早く！！｣

私の手を取り走り出したナズおばさん。
走りながら振り返ってしまった。

『フランおじさん！！ムラさん！！』

フランおじさんが、黒ひげに切られていた。
それを助けようと近ずいたムラさんも。

怖くて涙が出てきた。

いつの間にか火の手があがり、
町は火に囲まれた。

ナズ｢あんた！ガープさんに連絡を！｣

カブ｢もうしてある！｣

｢ゼハハ…！海軍を呼んでも無駄さ！｣

気づくと残されたのは私達3人だけだった。