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帰り道 ページ10
かっちゃんが拘束されたまま閉会式が行われ、
最後の最後にオールマイトがやらかしてから
雄英体育祭は幕を閉じた。
明日と明後日は休校らしく、
体を休めるよう言われた。
「A、帰ろう」
『うん、帰ろっか』
いつもの様に焦凍くんと2人で帰る。
駅までは何気ない話をして、
電車内ではお互いに本を読んで。
いつも通りに帰路を歩いた。
そして話すことも無くなり、
沈黙が続く駅からの帰り道。
その道はいつもあっという間に
お店に着いてしまって。
『送ってくれてありがとう』
振り返って微笑んだ。
帰ろうとする私の手を焦凍くんが掴んだ。
『……焦凍くん……?』
ただ真っ直ぐ私の目を見つめる。
その手を私は、振り払う事は出来なかった。
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作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月4日 20時