検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:34,612 hit

帰り道 ページ10

かっちゃんが拘束されたまま閉会式が行われ、
最後の最後にオールマイトがやらかしてから
雄英体育祭は幕を閉じた。







明日と明後日は休校らしく、
体を休めるよう言われた。









「A、帰ろう」



『うん、帰ろっか』






いつもの様に焦凍くんと2人で帰る。









駅までは何気ない話をして、
電車内ではお互いに本を読んで。









いつも通りに帰路を歩いた。









そして話すことも無くなり、
沈黙が続く駅からの帰り道。









その道はいつもあっという間に
お店に着いてしまって。









『送ってくれてありがとう』









振り返って微笑んだ。









帰ろうとする私の手を焦凍くんが掴んだ。









『……焦凍くん……?』









ただ真っ直ぐ私の目を見つめる。









その手を私は、振り払う事は出来なかった。

帰り道 2→←体育祭 24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
154人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。