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最終話 ページ12

あの日何年も経った。






焦凍くんはプロヒーローになって、
私はヒーロー業もしながらお店のお手伝いもしていた。







今日はヒーロー業はオフ。
お店のお手伝いをしている。








『いらっしゃいませ!』



「おう」








暖簾をくぐってお店へ来たのは、
私の彼氏の焦凍くん。







席へ案内すると、オーダーを取る。








『いつものでいい?』





「いや、今日は追加で頼みたい物がある」





『おにぎりとか?』






「いや、俺が欲しいのは別物だな」






『え?』










グイッと手を引っ張られ、
唇に柔らかい感覚がする。









チュッ、と可愛らしい音と共にそれは離れた。









「Aが欲しい」








言ってる意味、わかるか?
と少し微笑みながら言われた。







お、お蕎麦屋さんでなんて事言うの……////









『しょ、承知しました……』//////





























これは、











完璧少年、轟 焦凍の









気になっていた蕎麦屋の子とのお話しである。

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作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月4日 20時

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