気になるあの子は蕎麦屋の子 3【轟焦凍】 (ページ1)

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体育祭 17 ページ1

【緑谷side】

リカバリーガールが僕の腕を治すためにAを呼ぼうとしたけど、どうやら無理だったらしい。

Aは来ないまま手術をしてくれた。
何とか歩けるから試合を見に行った。

「デクくん！試合見ても大丈夫なん？」

「うん、それより試合は……」

麗日さんと飯田くんの隣に座って
会場を見ると、舞台が真っ二つに割れていた。

「爆豪くんの空からの攻撃を志村くんが避けて舞台が割れてしまってな。今は志村くんが爆豪くんから逃げている様な形で進んでいる。」

飯田くんがわかりやすく状況を説明してくれた。

確かにかっちゃんの攻撃を、
Aはただ、避けているだけ。

個性を使ってもいないし、攻撃もしていない。

「2人はどっちが強いん？」

「今まで何度か喧嘩はしてるけど二人とも喧嘩に個性は使った事ないからわからないんだ…」

それによく見るとAの様子がおかしい。

避けているだけなのに息が上がっているし、
顔がなんだか青白い。

「…緑谷も気づいたか」

「…うん、なんだかおかしいよね…」

後ろに座っていた轟くんも気づいたらしく、
原因を2人で考える。

「……まさか」

もしかしてA…………！！

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初めからsideが緑谷っていうね←