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狼煙を上げろ ページ15

「まさか、司くんが……!?」

危機と思われたものの、千空くんはいや、と首を振った。

「逆方向だ。大体、司がわざわざ居場所を俺らに知らせるわけがねえ」

確かにそうか、司くんがまさか意味もないことをする訳もない。

「じゃあなんだ?山火事か?」

「うん……それにしては偶然過ぎる気もするけど…」

「え、じ、じゃあ……」

「……ああ、唆るぜこれは……

このストーンワールドに、俺らの他に誰かいる」

******* *(Aside)

「人類が…他に?」

大樹は訳がわからない、という顔をしていた。

「それより、まず完全に火を消さなきゃ!」杠が被せて言った。

その通りだ。火を消さなくては、司に見つかるかもしれない。

「いや待て!やつらから見りゃ今の爆発は火山かも?っつう話だ。

立ち去られる前にさらに燃やして合図しねえと」

部長がそれに論じた。

しかし部長も内心は、急な事態に焦っている。

「で、でも司が来たら……!

その"やつら"を見つけるのか、司にバレないようにするのか、どっちが大事なの……!?」

私も、焦っている。どちらも大事な事なのだ。

これで狼煙を上げたら、私たちのいる場所が司に特定されるかもしれない。

でも上げなければ、"やつら"は私たちに気づかない。

どちらを取るべきか?

私だったら、司にバレない事を優先させる。生きることが最重要事項だ。

しかし判断は、部長に委ねる。

それがいつも一番だからだ。

「どうする千空!消すのか!?点けるのか!?」

「…………点けるぞ!狼煙をあげろ!」

部長はそう答えると思った。

「分かった、燃えるものを取ってくる……!」

「おお!俺も木を集めてくるぞー!」

最善を尽くさなければ。

私は森へと急いだ。

襲来→←あれは……(杠)



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長庚 - ぽぽぽさん» お言葉物凄く支えになります、更新頑張らせていただきます! (10月6日 16時) (レス) id: 02c9f82314 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ(プロフ) - うおおおおおお!更新頻度高くてすごい助かります!!普通に話作るのうますぎて吐きそう!!頑張れええ!! (10月6日 0時) (レス) @page39 id: 84325108d2 (このIDを非表示/違反報告)
長庚 - ありがとうございますー!実は風邪ひいてしまってですね……体調には気をつけます!(*`・ω・)ゞ (10月2日 19時) (レス) id: 02c9f82314 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ(プロフ) - んふふふふふふ。何これ面白い…可愛い…。体調に気をつけて更新頑張ってください! (10月2日 17時) (レス) @page33 id: 84325108d2 (このIDを非表示/違反報告)
長庚 - マジモンの名無しさん» ありがとうございます!これからも作品の腕を上げて参ります! (9月28日 21時) (レス) @page29 id: 02c9f82314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長庚 | 作成日時:2023年9月12日 22時

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