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立ち上がった。(短い) ページ8
立ち上がったはいいが、裸だった。
こういう時にはお決まりの大きい葉っぱやら草を組んで巻き付けておいた。
まずは他に誰かいるのかを確認する。
そう思って、森の中を一人歩いた。
(もし私があの石状態…石化した場所と石化前場所が同じだったら…ってそんなわけないか)
何千年もたったとすれば、残ったものなんてプラスチックくらいだ。それも粉々の。
おまけにダムなど崩壊したら、あっという間に流されるだろう。
(それほどに、時間が経ったんだろうな)
と思ったところで、私は足を止めた。
私と同じくらいの石像が、そこらにごろごろと転がっていた。
ちゃんと人間の石像で、蔦が絡まっている。
「………!」
皆、石だった。
やはり、地球上の人間は全て石化したと考えていいのだろう。
しかしおかしい。
私のように戻っていない。
どういうことだ?なぜ戻らないんだ?何人かいてもいいはずなのに。なんで私だけ石化が解けた?
きっかけは何…
ぽちゃん。
「…!」
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作者名:長庚 | 作成日時:2023年8月29日 22時