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プランAorB ページ47
そう思ったが、それに反して部長は颯爽と言ってのけた。
「ククク…再会トークたけなわんとこ悪いがな、司が戻る前に即決めろ」
(あ、違う。部長は感慨深い。でもそれ以上に合理的なんだ)私は何かに納得した。
部長は二つの指を立てて、言った。
「道は二つしかねぇ。どっちか選べ。プランA、大樹、杠、A。テメーら三人で今すぐ逃げてどこか遠くで生きていく。
プランB、全員で戦って司の殺人を止める。文明の武器の力で」
大樹は部長に向かって叫んだ。
「即答だ！一緒に戦うに決まってるだろ！俺と杠、Aを見損なうな千空！」
「そうだよ、プランAって。何で部長だけが戦う事になってるの……」私も失笑しながら部長の方を見た。
杠も頷く。
「うんうん！全然わかんないけど、私もなにか手伝う！」
部長はそれらに
「………別に優しいお気づかいじゃねぇよ。逃がしといたほうが合理的かもっつう話だ」
やっぱり合理の塊だな…。
いやそれよりも。
逃がした方が合理的……？
人質にとられるということか。杠と、そして私も。
大樹は胸を張って言う。
「司がもし本当に人を殺してるのなら、俺は絶対に…」
「殺してるっていうのは、うん、捉え方の問題だね」
「「「!!!」」」
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作者名：長庚 | 作成日時：2023年8月29日 22時
