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進むしかない ページ26
「大樹も考えているから、ってことなら、3700年間、考え続けた人だけ、硝酸を浴びると石化が解けるってことでいいんだよね」
部長が言ったことから、大体予想できる。
「あ゛ぁ。あの洞窟に俺もテメーも近かったのが不幸中の幸いってとこだ。お陰で二人力、多少は生活に余裕ができたな」
二人力かどうかは異論があるが、確かに行動範囲に余裕はできた。
「硝酸だけで皆が蘇ってくれれば良かったんだけどなあ…」
「あー。硝酸が手がかりっつうのは分かんだ、そりゃもう試行錯誤しかねえ」
そうだ。私や部長がわからない科学だ。そんな簡単にいくわけない。
大樹が起きるまで、私たちは出来ることをやるしかない。
これぞトライ&エラーだ。
何度だってやってやる。そして必ず成功させる。
大樹が私たちの前に現れたのは、その約半年後である。
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短くてすみません。
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作者名:長庚 | 作成日時:2023年8月29日 22時