5人目の仲間は研究員でした。【男夢主】

18　ミス転送(夢主君)　F3 ページ22

『Tomー？？』

長いことそこらじゅうを名前を読んで歩き回っているが、全く見つからない。

『どこにいるのー−？？』

『わっ！』

裏路地の中で上の方ばかり見て歩いていたら、前から来た誰かとぶつかってしまった。

『すみません！』

？？「いや、こちらこそ悪かったな。」

目を見て話をしようとAが顔を上げると、相手は不思議なゴーグルをつけていることが分かった。

黒い板には目のように動く緑色に光っている映像が映っている。

？？「誰かを探しているのか？？」

『はい。友達を探しているんです。』

こちらの様子を見ていたのか、ピンポイントな質問を投げかけられた。

？？「そうか。実は俺も今、人を探していてな。」

『すぐにみつかるといいですね。』

？？「ああ。 ありがとうな。それじゃあ俺はこれで。」

そう言うとゴーグルをつけた人は別の裏路地へと向かって行った。

だが、しばらくするとこちらへと戻ってきた。

？？「お前の名前を教えてもらってもいいか？？」

『えっ？ A...ですけど。』

Aは突然名前を教えろと言われ、困惑してしまっているが、向こうはそんなことも気にせずどんどん話を進める。

？？「間違いないな、少し高く聞こえるがこの声、そして名前。」

？？「やっと見つけたぞ。ゴーグルが壊れて顔がよく見えないが、間違いないな。」

『見つけた...！？ 何のことですか！？あなたはだr「早速来てもらうぞ、皆探していたんだからな。」えぇっ！！？？』

ゴーグルをつけた人は灰色の、ボタンのたくさんついた装置を取り出し、ボタンを押した。

『どういうことですか！！？？ なんなんですかこの装置！！』

？？「今更そんなことを言うな、使い慣れてるだろう？？」

ぐるぐると青い丸が回るのが見えると、どこか知らない場所へと転送されてしまった。

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