ホグワーツでラブストーリー 2nd (ページ9)

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バレンタイン 3 ページ9

テストが終わり、羽根を伸ばす生徒たち。
各所の掲示板に学年ごとのトップ20が貼り出されている。
テストが返ってきて、この日は、午後の授業がない。
トップ20の張り出しを見に来ている生徒たちでにぎわっている。
エレナも見に来て、腕が人とぶつかる
「ごめんなさい」
見ると、宮田だった。
「あー、エレナちゃん」
「宮田くん、すごいね、20位」
「そっそっかなぁ」
頭をかいて、またニコニコする。
「すごいよ、だって、学年でだよ」
「ははっ…ま、そんなことよりさ、これから同好会のヤツらとアキバに行こうってなったんだけど、一緒に行かない？」
「楽しそ、どうしようかな？」
「楽しそうでしょ、はい、決まり、行こっ」
そこへ、北山が宮田の前にぬっと現れて、
「宮田！なんだよ、お前、20位って勉強してないって言っててやってんじゃんよ」
「ガッツリはやってないよ、ちょっとやったら、できちゃったんだなぁ実力よ！ワッハッハッハッ」
宮田の話を聞いていない北山、エレナがいるのに気づいて、
「これから遊びに行くんだけど、行こうぜ。
葉月もいるよ」
「ごめん、先約がある」
「そっか、じゃ、また今度な」
走って行ってしまう北山をみつめるエレナ。
「エレナちゃん…大丈夫？」
心配そうに聞く宮田。
「大丈夫だよ。ありがと、気ィ使ってくれて」
「俺としては、ホッとしてるけど」
「えっ？」
「なんでもないでーす。海人たちが待ってるから、行こっ」