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クリスマス ライブ 3 ページ5

冷たい夜風にあたり楽になった様子で、二階堂の肩に頭をのせて寝てしまう花。女の子の名前は、『花』という。
突然、花が寝言を言う。
「大丈夫?タンソ!!フラーレンが使えるように援護するよ」
『フラーレン』という武器のワードでウソッ!と思う。
二階堂が、今ハマっているゲーム。ゲームの中で気になっている子がいるのだが、まさか、この子なのかと心が踊る。
花が起きるのを待っていると、後ろの回転扉が動き、あこがとび出してくる。1分後、北山が走って出てくる。
「あっ!そうだ、ライブ」
回転扉が、ゆっくり回転し、永瀬が出てくる。
「北山のライブは?」
二階堂が永瀬を見上げる。
「終わりましたよ」と関西弁で答える。
「さっきのふたりはどしたの?」
「…そうやなぁ…公開処刑パート2的な公開告白やな」
「???」
中から 永瀬が、呼ばれて戻る。
花が目を覚ます。
「わたし、寝ちゃった」
「起きた?!でも 5分ぐらいだよ」
「コート、」二階堂のコートを羽織っていることに気づき、申し訳なくする花。
「寒いから、中に入ろ」
ドリンクバーでホットココアを入れて、
花に渡す。
ふたり自己紹介をする。
「たかしくんもあのゲームやってるんだ」
「ぼくのゲーム名、イオウだから」
「うん、わかった…わたしは…」
花がゲーム名を言おうとした時、花の友達が、心配して、かけ寄る。
「ごめんね、いなくなっちゃって。たかしくんに助けてもらったの」
友達が二階堂にお礼を言う。
「あっじゃあ、ゲームでね」
花は、二階堂に手をふりながら、友達と地下に降りて行く。
残りのホットココアを飲み、これから何かありそうな予感をさせ、ワクワクせざる終えない二階堂。
落ち着かないクリスマスになった。

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作者名:ふなパスタ | 作成日時:2020年4月12日 18時

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