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ホワイトデー 3 ページ27
「やっぱり、おった」
夕食前、17時頃の図書室に永瀬が入ってくる。
「あこセンパイ、これ」
シルバーボディーのシャープペンシルを手の平にのせ、あこに差し出す。
「えっなんで?」
「お返し。ホワイトデーや」
まさか、お返しがくるなんて思ってもなく、今までにも、そういう事がないので、心から驚く。
「何にしたらええやろって迷ったんやけど…シャーペンしか思いつかんかったんで…これっ、すごく書きやすいからええかなって…」
あこは手に取り、
「ありがとう。うれしい、本当に」
永瀬、腕時計をみて
「飯の時間や」
ふたりで図書室を出る。
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作者名:ふなパスタ | 作成日時:2020年4月12日 18時