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バレンタイン 当日 6 ページ18

苺加とのカードゲームで遊ぶのは21時までと決めている。
苺加が寝る前にやる美容のためのルーティーンがあるからだ。
「じゃあ…」帰る時、必ずあこの顔を見る。
チラリと北山を見て小さく手をふる。
グリフィンドールの談話室に戻る。ソファに座り、あこからのバレンタインチョコを1つ頬張る。暖炉の炎を見ながら、クリスマスの時のことを思い出す。
目尻を下げて楽しかったなと実感に浸る。すると、あることを思い出した。
永瀬がジェスチャーしながら“コレですわ“ってなんだろう?そういえばあこの事を知ってるような事を言ってたな?と、周りに誰もいないのですくっと立ち上がって寮に行き、ベッドでゲームをやっている二階堂に聞いてみる。
二階堂はクリスマスの日以来、花とのゲームをやるのに夢中である。北山が、制服のまま、ベッドにちょこんと座る。
「ちょっちょっと、制服で乗らないでよ」
きれい好きな二階堂が、北山をベッドから降ろさせる。
「なっ、あのさ」
「なんだよ、今、いいところなんだよ」
「“コレ“って何やってんだと思う」
両腕を前に出す動作をする。一応、サッと北山を見て、すぐ画面に目を戻す。
「何んか 持ってるんじゃない?」
テレビの前で踊っている平野、岸に同じことを聞く。
「筋トレじゃね」風呂に入る前なのか、上半身裸で筋肉ムキ出しである。
北山は二人の筋肉質を「すげっ」とつぶやき再び談話室に戻る。
日課の儀式の準備をしている葉月に、
「“コレ“、何んだと思う?」
見もせず、「さぁ」
ソファに寝そべってるキムタクが
「ソレ、お姫様だっこじゃね?」
北山と葉月は、なるほどと言う代わりに
「おおー」
あこからのバレンタインチョコがキムタクの頭の横にある。デカ袋の中のチョコが無くなっている。北山が動きまわっている間にみんなに食べられてしまったようだ
「1コしか食ってねー!」

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作者名:ふなパスタ | 作成日時:2020年4月12日 18時

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