【d!】社畜と異世界人 (ページ24)

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ゾムさんと鬱さんの目的の物を選び終わったので、会計の列に並ぶ。
休日はやはり人が多いので、列も長い。

zm「人めっちゃ並んどるなぁ」

「土曜日はお休みの人達が多いですからね」

ut「え、これ順番回ってくるまで待つん？」

「そうですよ」と鬱さんに返答する。
やはり長蛇の列には慣れていないのかゾムさんと鬱さんは項垂れ始めた。

「時間掛かりそうですし、あそこにある椅子に座って待っていますか？」そう言いながら二人がけの椅子に指を指す。

ut「Aちゃんだけ並ばせといて、俺らだけ座ってるのは悪いわぁ」

気遣いの鬼か…！これは世の女性達に勘違いされそうだ。

zm「流石、女のプロ大先生！女の子には優しいな！」

ut「これはAちゃんだけですー」

あ、やっぱり女遊び激しいなこの人。
一気に何かが落ちる音がした。

暫く3人で話しながら時間を潰しているとようやく順番が回ってきて、会計を済ませる。
荷物はゾムさんと鬱さんに奪い取られてしまった。

「自分で持てますよ」

zm「ええの！Aが俺らに買ってくれたやつやし、荷物くらい持たせてぇな」

ut「そうやでAちゃん。世話になっとるし、これぐらいさせて？」

やっぱり2人は気遣いの鬼だ、世の女性達は騙されないように気を付けよう。