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リビングに入るとゾムさんとコネシマさんから盛大に迎え入れられた。
zm「お、A！やっと帰ってきた！」
kn「A！晩メシ先に食ってもたわ、すまんな！」
「コネシマさん、ゾムさん1人増えていますよね」と2人に恐る恐る尋ねると、くたびれたスーツの人はこちらに近付いてくる。
ut「あ、どうも鬱ですー。…ってシッマ、ゾム！やっぱ女の子やったやん！」
「知らへんほうがおもろいと思ってシッマと黙っとったわ」とゾムさんがしれっと返す。
青みのかかった黒い髪にサファイアの瞳、そしてくたびれたスーツの人はどうやら鬱さんというらしい。
「初めまして、田中Aといいます。鬱さんはコネシマさんとゾムさんのお仲間さんですよね？」
「せやで」と鬱さんが返答する。
ut「あと鬱さんじゃなくて、鬱くんって呼んで欲しいなぁ？」
パーソナルスペースにズカズカと入り込んでくる鬱さんに「あ、それはちょっと…」と引き気味に言うと、彼は残念そうな表情を浮かべた。
zm「大先生、Aにドン引かれとるやん！」
ut「お前らかって、Aちゃんにさん付けされとるやんけ！」
ゾムさんとコネシマさんがこのやり取りの一部始終を見て、こちらを指差しながら大きな声を出して笑っていた。
kn「大先生もW国の帰り方分からんらしいわ、役に立たんくてすまんな」
ut「無能で悪かったなシッマ！Aちゃん、これから世話になるわぁ」
鬱さんにひらひらと手を振られ、また手掛かりが得られずに項垂れる。
「大先生なんかほっといて晩メシ食べ？仕事で疲れてるし腹減ってるやろ？」と言いながら、
何故か頭を雑に撫でてくるコネシマさんのお言葉に甘えて晩ご飯を食べ始めた。
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