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仕事中はあの2人が家できちんと留守番が出来ているのか心配だった。

大人なのだから大丈夫だろうと思うが何せこの国の一般常識がまだ通用しない部分がある。


休憩時間になると、昼ご飯を適当に済ませてゾムさんの必要な物を買いに行く。
本当はゾムさんを連れてショッピングモールで買いたかったが、あそこまで行くには時間が足りないので必要最低限だけ購入する。

あとついでに二人の分の合鍵も作っておく。
私が仕事をしている間、ずっと家で留守番も申し訳ない。
気晴らしに散歩程度で外に出てもらいたい。

買い物を終えて、職場に戻ると恒例の上司から「これよろしく」と追加の仕事が割り振られる。
また残業かと項垂れるが、出来るだけ早く帰るために仕事に取り掛かるのであった。

残業を終えると時間は午後9時。
私にしては頑張った方ではないか。
いつもこれぐらいには帰りたいが無理、身が持たなくなる。

電車に乗り、駅から家まで歩くとやっと我が家だ。
家の前には誰もいない、良かった。
毎日家の前に知らない人が立て続けにいたらひとたまりもない。

コネシマさんとゾムさんは夕飯を済ませたのだろうかと思いをめぐらせた。

玄関のドアを開け、靴を脱いで並べようとすると今朝よりも靴の数が1足多いのだ。
もしやコネシマさんとゾムさんのお仲間が来てしまったのではないか。

慌てて「ただいまです!」と言いながらリビングに入ると、予想通りくたびれたスーツを着た知らない男の人がいた。

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作者名:じう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年6月18日 20時

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